AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 資格の取得体験記
始めに
2019年にAWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイトを取得したので、資格についてや勉強方法などの体験記を書こうと思います。
当時は勉強効率が悪くて受験3回目でやっと合格しました。当時の失敗談も含めてこれから取得したいと思っている方に少しでも参考になれば幸いです。
私はAWSを使った業務経験があるので、実際にサービスを触りながらの試験勉強はしていないので、特に未経験者など、実際にサービスを触りながら勉強したいという方にはあまり参考にならないかもしれません。
※試験の概要などは2019年の受験当時の情報なので、古くなっている可能性があります。
AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイトとは?
概要
※公式ページからの引用
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトの試験はソリューションアーキテクト担当者向けです。この試験に合格すると、AWS のテクノロジーを使用して安全で堅牢なアプリケーションを構築およびデプロイするための知識を効果的に証明できます。
受験者の次の能力を検証します:
まとめると
「AWSのテクノロジーを使用して、要件に基づき適切なクラウドシステム設計ができる」能力を証明してくれる資格です
受験対象者に求められるもの
※公式ページからの引用
- AWS 上で可用性、優れたコスト効率、耐障害性を備え、スケーラブルな分散システムを設計した 1 年間の実務経験
- AWS のコンピューティング、ネットワーキング、ストレージ、データベースサービスの実践的な使用経験
- AWS のデプロイおよび管理サービスに関する実践経験
- AWS ベースのアプリケーションに関する技術的要件を特定、定義する能力
- 提示された技術的要件を満たす AWS のサービスを特定する能力
- AWS プラットフォームで安全性と信頼性の高いアプリケーションを構築するために推奨されるベストプラクティスに関する知識
- AWS クラウドでのソリューション構築における基本的なアーキテクチャの原則に関する理解
- AWS のグローバルインフラストラクチャに関する理解
- AWS に関連するネットワーク技術の理解
- AWS で利用できるセキュリティ関連の機能およびツールと従来型サービスとの連携に関する理解
まとめると
AWSに関する広い知識と経験が必要
(実務経験無くても合格できる)
試験の概要
※公式ページからの引用
- 複数の選択肢と複数の答えがある問題
- 試験時間: 130 分間
- 試験は英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字) で受験できます。
- 模擬試験受験料: 2,000 円(日本語版 / 税別)
- 本試験受験料: 15,000 円(日本語版 / 税別)
受験料が高いと感じますが、ベンダー資格なのでこのくらいでしょう。
問題数は65問で合格点は720点(100点~1000点満点)です。
模擬試験も本試験も、問題の見直しができないのと、答えも教えてくれないので注意が必要です。
合格までの道のり
ここからが本題です。
これまでのAWS経験
新卒~3年目まで
- 業務で少し触っていたものの、EC2やS3などの基本的なサービスの基本的な機能しか触っていなかった
・ベストプラクティスも浸透しておらず、みんな手さぐり状態
・全世界にまたがる大きなサービスだったので、パフォーマンスやコストの面 での考え方はいろいろ経験できた
3年目~5年目まで
-
徐々に触れるサービスを増やしていき、ある程度のサービスの概要は把握できるようになった
・ベストプラクティスに則った可用性や伸縮性を持ったシステム構築
・新しいサービスとか機能をどんどん試せる環境だった
触ったことのあるサービス
EC2/Lambda/ELB/S3/DynamoDB/ElastiCache/RDS/VPC/CloudFront/Route 53/CodePipeline/CloudWatch/CloudFormation/IAM/CloudSearch/API Gateway/SNS/Elastic Beanstalk
試験を受けた動機
- 何かしら資格を取りたいと思ったから
・情報系の資格(応用情報とか)はモチベーションが上がらない。。。
・いままで触ってきたAWSなら頑張れるかも!他の人と差別化できそう! -
「AWSについてはある程度は知っています!」自信を持って言いたいから
-
なにかしら将来に役立つと思ったから
合格までの経緯
- 2019年2月ごろから本格的に勉強スタート
- 2019年2月後半に一回目の受験
⇒結果は645点で不合格(合格ラインは720点) - 2019年4月後半に2回目の受験
⇒結果は698点で不合格 - 2019年5月前半に3回目の受験
結果は788点で合格
勉強時間⇒約3か月間、一日平均30分くらいのトータル45時間くらい
かかったお金⇒受験料(15000)×3+参考書など(約5000)=約5万円
AWSを実際に触りながらの勉強はしていない
高額なオンラインセミナーは受けていない
勉強方法
勉強方法~1回目の受験まで~
- 書籍を繰り返し読む
-
AWS公式の模擬試験を受ける
・自宅からオンラインで
・問題とか回答は教えてもらえず、点数だけ教えてもらえる
・問題をキャプチャしておいて、後で見直す
・本番よりは少し簡単
勉強方法~2回目の受験まで~
- 知識が足りないと思ったサービスを中心に勉強
・Black beltというオンラインセミナーのスライド資料
・Udemyの「これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(初心者向け20時間完全コース)」を受講
⇒セールの時に買うのがお勧め(通常12000円が1400円くらいになる)
勉強方法~3回目の受験まで~
-
合格に必要な知識はある程度付いたと判断したので、新たな書籍などは読まずに、いままでの復習と模擬試験をひたすら繰り返す
勉強のポイント
個人的にしっかり理解しておいた方がよいと思うサービス
- Compute
EC2/EC2 Auto Scaling/Lambda/ELB
- Storage
EBS/S3 -
Databases
DynamoDB/RDS -
Networking & Content Delivery
VPC/Route 53
最後に
私は勉強効率が悪くて時間がかかってしまいましたが、個人的にはサンプル問題を繰り返しやりつつBlack beltの資料を読み込むのが近道だと思いました。
また、必ずしもAWSコンソールを触りながら勉強する必要はありません。
有料のセミナーとかは受けなくてもなんとかなります。AWSの業務経験がある人は特に。
後は、ネットには情報があまりないので、自分にあった勉強方法を見つけるのが重要だと思います。